ついに上棟!深呼吸したくなる「WB工法のモデルハウス」
青空が広がる絶好の日和の中、新しいモデルハウスが上棟を迎えました。
職人さんの手によって柱や梁が組み上がっていく様子は、いつ見ても家づくりの力強さを感じる特別な瞬間です。
このモデルハウスの最大の特徴は、「通気断熱WB工法」を採用している点にあります。
「WB工法」ってどんな家?
「WB」とは、W-breath(ダブル・ブレス/2つの呼吸)を意味します。 現代の家は高気密化が進み、冬は暖かく過ごせるようになりました。
しかし、その一方で室内の湿気や化学物質が逃げ場を失い、機械による24時間換気が欠かせなくなっています。
WB工法は、機械に頼り切るのではなく、「家そのものが呼吸する」ことで、夏は涼しく、冬は暖かい、そして何より空気が澄んでいる住まいを実現します。
構造の秘密:自動で開閉する「空気孔」
上棟したばかりの今だからこそ見ていただきたいのが、WB工法独自の「空気孔」です。
家の土台や軒下には、特殊な形状の空気孔が設置されます。
ここには熱を感知する形状記憶合金が組み込まれ、気温に合わせて自動で開閉します。
・夏: 空気孔が開き、壁の中にある「通気層」を上昇気流が流れます。これにより、屋根裏の熱気や湿気を外へ排出します。
・冬: 空気孔が閉まり、壁の中に動かない空気の層(断熱層)を作ります。魔法瓶のような効果で、室内の暖かさを逃がしません。
基礎部分の凹みに特殊な部材を設置します。
設置される部材は、形状記憶によって、気温に合わせて自動で開閉します。
まさに、家が自ら「衣替え」をしているような仕組みです。
壁が湿気を逃がす「透過性」
さらに、WB工法では湿気など通しやすい素材を使うことで、目に見えないほど微細な湿気や臭いの粒子、そしてホルムアルデヒドなどの有害な化学物質を、壁内の「空気の通り道」となる通気口から外へ通り抜けさせる(透過させる)仕組みになっています。
壁内の「空気の通り道」となる通気口があります。
基礎部分には、空気孔と空気の通り道をつなぐ穴が開いています。
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生活臭がこもらない: 料理の臭いやペットの臭いも、湿気とともに壁を抜けて外へ。
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化学物質も排出: 厚生労働省が定める指標値(0.08ppm)を大幅に下回るクリーンな空気を、機械換気が止まっていても維持し続けます。
「においがこもらない」「家の中がジメジメしない」という快適さは、この上棟直後の構造段階から計算されているのです。
”今”しか見られない!構造見学会を開催します。
家が完成してしまうと、これらの素晴らしい仕組みは壁の内側に隠れて見えなくなってしまいます。
私たちは、単に高性能な数値を追うのではなく、「住む人が健やかに、建物が長持ちする」家づくりを大切にしています。
このモデルハウスでは、2026年1月17日(土)、18日(日)の2日間限定で構造見学会を開催いたします。
「機械に頼りすぎない心地よさ」の秘密を、ぜひ現場で確かめてみてください。
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