いつ建てる?注文住宅のベストタイミング【家づくりで後悔しないために㊷】
「家はいつ建てるのが正解なんだろう?」
家を建てたいと思ったとき、こんな疑問を抱く人も多いと思います。
しかし、家族の状況も収入も人それぞれ違うので、これが絶対正解という時期はありません。
けれども一つ言えるのは、条件が整ったら「早い方がいい」ということ。
なぜ早い方がいいのか、今回はその理由をお伝えします。
2025.09.29

同じお金を費やすなら、長く自分の家である方がいい
今賃貸に住んでいる方、毎月の家賃をもったいないと思いませんか?
ちょっと計算してみましょう。
家賃 :月10万円 × 5年 = 600万円(手元に何も残らない)
ローン:月10万円 × 5年 = 600万円(自分の家の一部になる)
どうせ同じ金額を払うなら、自分の資産になる方がお得ですよね。
30歳で建てるのと35歳で建てるのでは、5年分も長く「マイホーム生活」を楽しめるのです。
人生、何が起こるかわからない
今は元気で仕事も順調かもしれませんが、将来はどうでしょう?
健康面のリスク
・疾病による長期療養
・住宅ローンの審査に影響を与える健康状態の変化
経済面のリスク
・景気悪化による収入減少や転職
・金利上昇によるローン負担の増加
・建築資材価格の高騰
家族環境の変化
・子どもの進学によるエリアの制限
・親の介護の発生
「来年から考えよう」、「もう少し貯金してから」と先延ばしにしていると、気づいたときには建てられない状況になっているかもしれません。
今できることを先延ばしにすることで、そのチャンス自体を失ってしまう可能性があることを念頭に置いておく必要があります。
若いうちにローンを終わらせる安心感
住宅ローンを早期に開始することで、現役世代のうちに完済できる可能性が高まります。
これは老後の生活設計において非常に大きなメリットです。
30歳で35年ローンを開始した場合:65歳で完済。退職と同時に住宅費負担が解消
40歳で35年ローンを開始した場合:75歳まで返済が継続し、年金生活でローンの負担
老後にローンが残っているのと、住宅費の心配がないのとでは、生活の安心感が全く違いますよね。
まとめ
住宅の建築に「完璧なタイミング」は存在しません。
けれども、基本的な条件が整った時点で、できるだけ早く踏み出すことが、長期的に見て最も賢い選択となるのです。
同じ住居費を支払うなら、より長く自分の資産として活用し、健康で収入が安定している今のうちに行動を起こし、余裕を持ってローンを完済する。
これらの観点から、「早い方がいい」ということが言えるのです。

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