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家づくりコラム

マイホームの「隠れたコスト」を知っていますか?【家づくりで後悔しないために㊳】

家を建てた後も続く費用があることを忘れてはいませんか?家づくりの段階から「生涯住居費用」に焦点を当てて考えると、毎月の家計がグッと楽になるのです。今回はこの生涯住居費用を賢く抑えるポイントを解説します。

2025.06.01

生涯住居費用って何のこと?

マイホームを建てたら終わり…ではないんです。実は家を持つと、光熱費や税金、保険料、メンテナンス費用など、毎年かかり続ける費用があります。これが「生涯住居費用」です。

「家のローンを払い終われば楽になる」と思っていても、これらの費用は一生続くもの。だからこそ、家を建てる段階から「長く住み続けるためのコスト」を考えておくことが大切なんです。

では、どんなポイントを押さえればいいのか、一緒に見ていきましょう。

光熱費を抑える家づくりのポイント

毎月の電気代やガス代、気になりませんか?これを抑えるカギは「エネルギー効率のいい家」にすることです。

例えば、しっかりとした断熱材を使えば冷暖房の効きが良くなりますし、南向きの窓を大きくして自然光を取り入れたり、風の通り道を考えた間取りにしたりするだけでも違います。太陽光パネルや蓄電池を付ければ、さらに光熱費を削減できます。

「初期費用がかかるから…」と迷うかもしれませんが、長い目で見れば光熱費がグッと安くなるので、結果的にお得になることが多いんです。

税金のことも忘れずに

家を建てると毎年「固定資産税」や「都市計画税」を払うことになります。これらの税金は土地の価値と家の評価額で決まるので、土地が高い場所や豪華な家ほど税金も高くなってしまいます。

「大は小を兼ねる」「設備は良いものを」という気持ちも分かりますが、税金のことを考えると、家族の暮らしに合ったちょうどいいサイズや仕様を選ぶのが賢明です。

保険料は建物の構造で変わる

火災保険と地震保険は必須という考えが主流ですが、実は家の構造によって保険料が大きく変わることをご存知ですか?

耐火性や耐震性の高い構造を選ぶと、保険料が半額近くになることもあります。何十年も払い続ける保険料のことを考えると、建築前にしっかり確認しておきたいポイントですね。

将来のことまで考えた間取りづくり

「今」のことだけ考えて家を建てると、後で「こんなはずじゃなかった」ということになりがちです。

子どもが生まれたとき、子どもが独立したとき、自分たちが年を取ったとき…そんな将来の変化にも対応できる柔軟な間取りを考えておくと、大がかりなリフォームをしなくて済みます。

設備や材料を選ぶときも、「手入れしやすいか」「長持ちするか」という視点を持つことで、将来のメンテナンス費用をぐっと抑えることができます。

まとめ

エネルギー効率を上げたり、適切な構造を選んだり、将来を見据えた設計をしたりするのは、確かに最初にお金がかかります。でも、毎月の光熱費や税金、保険料、そして将来のリフォーム費用を考えると、結果的に家計にやさしい選択になることが多いんです。

家づくりは一生に一度の大きな買い物。目先のことだけでなく、「この家で何十年も暮らし続ける」ことを想像しながら、賢い選択をしていきましょう。

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