なぜ国が「補助金」を出すのか?みらいエコ住宅2026事業の背景にあるもの
「みらいエコ住宅2026事業」をはじめ、今、国が住宅に手厚い補助金を出す背景には、大きく分けて「環境への対策」と「家計の支援」という狙いがあります。
なぜ今、家を建てると補助金が出るのか?ポイントは3つあります。
1. 「2050年カーボンニュートラル」の実現
国は2050年までに脱炭素社会を作る目標を掲げており、家庭での省エネ化を急いでいます。補助金を出すことで、CO2排出の少ない「質の高い家(ZEH水準など)」を日本中に増やそうとしています。
出典:経済産業省ホームページ(https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/ggs/index.html)
2. 物価高騰下での「省エネ投資」を後押し
資材価格の上昇により、住宅価格も上がっています。予算を抑えるために「断熱性能」を妥協してしまいがちな今、補助金で初期費用をサポートすることで、将来を見据えた「省エネ性能」への投資をあきらめさせない狙いがあります。
3. 光熱費の削減による「生活防衛」
性能の高い家は、住み始めてからの光熱費を大幅に抑えられます。 「補助金で建築費を抑え、入居後は少ないエネルギーで快適に暮らす」。
国は補助金を通じて、長期的な家計の安定と健康な暮らしをバックアップしています。
いくらもらえる?「みらいエコ住宅2026事業」補助金額まとめ
今回の補助金は、住宅の性能や世帯の状況に応じて金額が決まります。
ここでは、複雑な条件を「誰が」「どんな家で」「いくらもらえるか」を整理します。
① GX志向型住宅
◦ 対象: すべての世帯(子育て・若者夫婦世帯に限定されません)
◦ 金額: 110万円(寒冷地は125万円)
◦ 条件: 断熱等級6以上、一次エネ消費量削減率35%以上(再エネ除く)など、トップレベルの省エネ性能が必要です。
② 長期優良住宅
◦ 対象: 子育て世帯(18歳未満の子) または 若者夫婦世帯(夫婦いずれかが39歳以下)
◦ 金額: 75万円(寒冷地は80万円)
◦ 建て替え加算: 古家を解体する場合、さらに+20万円。
③ ZEH水準住宅
◦ 対象: 子育て世帯 または 若者夫婦世帯
◦ 金額: 35万円(寒冷地は40万円)
◦ 建て替え加算: 古家を解体する場合、さらに+20万円。
絶対に気をつけるべき「4つの注意点」
1.補助額が全体的に「減額」された
今回の改正では、前年度と比較して補助額が全体的に「減額」となりました。
GX志向型住宅: 160万円 → 110万円(50万円の減額)
長期優良住宅:80万円→75万円(5万円の減額)
ZEH水準住宅: 40万円 → 35万円(5万円の減額)
補助額が下がってしまうことは、家づくりをご検討中の皆様にとって大きな変化かと思います。しかし、この背景には「限られた予算をより多くの方々へ行き渡るようにする」という意図も含まれています。
補助額が減ってしまうからと落胆するのではなく、制度を賢く、そして確実に活用するために、準備を進めることが重要です。
2.「着工」のタイミングと定義が変わった
これまでは「基礎工事の次の工程(柱を立てるなど)」が基準でしたが、今回は「基礎工事を始めた時点」が着工とみなされます。
以前よりも早い段階が基準となるので、「基礎工事中だから申請はまだ先で大丈夫」と安心していると、大切な申請期限や基準日を逃してしまうリスクがあります。
3.注文住宅の「ZEH水準」は締め切りが早い
注文住宅で「ZEH水準」を建てる場合、交付申請期限が2026年9月30日までに設定されています。
他の区分(GX志向型住宅など)より締め切りが早いため、遅くとも2026年の春〜初夏には着工していないと間に合わない恐れがあるため、ZEH水準での補助金取得を検討される方は、早めの準備が必要です。
4.災害リスクが高い地域は「対象外」
土砂災害特別警戒区域や、浸水想定区域(3m以上)などの災害危険区域等に立地する住宅は、原則として補助の対象外となります。
土地探しからのスタートする場合には、土地選びの段階からハザードマップの確認が必須です。
補助金を活用してお得に家づくりを。
Home&nicoでは、補助金取得のための相談会を開催します!
最大110万円の補助金を活用し、お得にお家づくりを進めませんか。
人気のコラム
この記事が気に入ったら
いいね!しよう

